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2016年ヴィンテージ収穫レポート – ヴィーニャ・ロス・ヴァスコス

 

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雨に泣かされた2016年収穫

この年は収穫時に激しい降雨に見舞われ、ロジスティックの面で大々的な調整・変更を強いられたヴィンテージでした。それでも、収穫された黒ブドウ品種には十分に上質な凝縮性が認められています。

冬の天候は例年どおりで、凍霜害も生じましたがブドウ樹に影響を及ぼすレベルではありませんでした。降雨に関しては、特に7月に集中しました。
春の天候の特徴としては、昼夜の日較差の大きさが挙げられます。最低気温の平均値は平年よりも低かったのに対して、平均最高気温は35度を上回っています。10月および11月は特にその傾向が顕著でした。

夏には高温の日が続き、平均最高気温は約35度。1月および2月には最高値37.9度を記録しています。対照的に3月は涼しく、最高気温は28度に止まりました。冷涼な天候続きで太陽光の強度も弱めで、つまり、曇天の日が長引いた結果、ブドウの熟度の進みにも若干の遅れがみられました。

収穫時期には大量の降雨(3月に95.6ミリメートル、4月に51.4ミリメートル)があり、収穫プランの見直しを余儀なくされました。

ル・ディス用の古株区画では、収穫スタッフを大増員。同時に、ロス・ヴァスコス・カベルネ・ソーヴィニヨン用の若株区画は、昼夜を問わず機械で収穫を行ないました。結果、傷みもなくしっかり熟した、おしなべて質の高いブドウを収穫することが出来ました。収量に関しては、ほぼ一切損失は生じていません。

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みずみずしい風味のワイン。上質な酸を含み、アルコール度数は平均的

カベルネ・ソーヴィニヨン:生鮮赤果実(ラズベリー、イチゴ、チェリー)のノート。ミント、セージ、サフランがほのかに香ります。味わいには心地の良いボリューム感とストラクチュアがあり、存在感を示しつつしなやかなタンニンが特徴的です。
収穫:4月12日〜5月4日

カルメネール:品種特有の個性が見事に生きています。香りの特徴は、ホワイトペッパーおよびブラックペッパー、ローリエ、タイムを思わせるスパイシーなノート。味わいに関しては、ブラックチェリー、ブラックベリー、矢車菊の花びらのノートが広がり、タンニンはしなやかで心地良い仕上がりです。
収穫:4月21日〜28日

シラー:生鮮ラズベリーのノートがかなり主張を見せており、フローラルなノートやシャルキュトリを思わせる香りも交ざっています。味わいに関しては、力強くかつエレガントなタンニンが印象的です。
収穫:4月11日〜18日

シャルドネ:上質なみずみずしさ、そして酸とアルコールのバランスが見事。熟したピーチやパイナップル、青っぽいバナナを思わせる繊細なノートが印象的。同品種は、太平洋からの冷涼な風が吹き抜けるブドウ畑で栽培しています。
収穫:3月17日〜4月18日

ソーヴィニヨン・ブラン: 特有の個性が見事。アロマの構成はとにかくみずみずしく、グリーンアップル、フレッシュパイナップル、洋梨を思わせる香りが特徴的。ほのかにライムも香ります。たっぷりのみずみずしさによって、ワインの果汁感と活力がさらに引き立てられています。
収穫:3月21日〜4月27日

収穫レポートは以下のスタッフにより作成されています。クローディオ・ナランホ(ヴィーニャ・ロス・ヴァスコス・ジェネラルディレクター)、マルチェロ・ガジャルド(チーフワインメーカー)、エンリケ・マルケーズ(ブドウ畑責任者)、オリヴィエ・トレゴアット(DBRラフィット所有のボルドー地方外ワイナリー担当テクニカルディレクター)