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2015年収穫レポート、ヴィーニャ・ロス・ヴァスコス

チリのワイナリー、ヴィーニャ・ロス・ヴァスコスの2015年収穫レポートをご紹介いたします。

 

風味ゆたかな早熟ヴィンテージ

雨続きの冬、冷涼な夜と暑い昼のコントラストが印象的だった春、そして、前例のないレベルの高温が続いた乾燥した夏、このような天候が記憶に残るヴィンテージです。顕著な乾燥傾向に加えて重度の凍霜害に見舞われた特に不安定な冬をはじめとし、前年とは大きく異なる天候状況となりました。

春には極めて高い気温を記録し、33度にまで上昇する日もあり、霜害は一切生じていません。若干の降雨がありましたが、ブドウ房への影響はなく、春の間も土壌を湿った状態に保つには最適な環境であったといえます。

 2月および3月には、39度という記録的に暑い夏が続きました。この時期にしては異例の暑さです。夏の暑さと雨量不足が重なり、早めの収穫スタートと凝縮感の高い仕上がりのヴィンテージが予測されました。

 

最適熟度を逃すことなく早期収穫スタート

平年どおりの冬に続いて、凍霜害のない暑い春、そして異例の酷暑に見舞われた夏。当然のごとく、早期に収穫スタートを迎えました。前年比2週間早めの収穫スタートでした。

極度の高温の影響を受けて、ブドウ果実に通常含まれるピラジン化合物はほぼ完全に消滅していました。収穫作業は申し分ない良好な天候のもとで行ないました。収穫期間中の降水量はたったの14ミリメートルです。

 

豊作のカベルネ・ソーヴィニヨン、風味あふれるシャルドネ、独自のスタイルを保ったカルメネール、美味なるシラー、ピュアな魅力のソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨン:赤果実の芳醇な香り、生鮮チェリーが特徴的。ミント、ローズマリー、クルミのノートの他、ほのかにベーコン香を感じさせます。ボリューム感があり、味わいの骨格見事なワインです。柔らかく丸く、絹のようになめらかなタンニン。
収穫:4月1日ー5月13日

カルメネール:ブラックペッパーやエストラゴンを思わせるスパイシーなノートを含み、品種本来の魅力が詰まった仕上がり。他にもブラックベリーの濃厚なノートやほのかにナツメグを感じさせます。風味ゆたかで個性的で、エレガントなタンニンが印象的なワインです。
収穫:4月29日ー5月12日

シラー完熟ラズベリーのアロマが特徴的な年。スミレ花やレッドペッパーのノートが、芳しく複雑な香りをさらに引き立てます。過去数年同様、タンニンは確固たる存在感を示し、アッサンブラージュにおいて、ワインにストラクチュアと個性をもたらしています。
収穫:3月24日ー4月6日

シャルドネこの品種が生み出す果実表現と酸の素晴らしさには年を追うごとに驚嘆させられます。バナナ、マンダリンオレンジ、ヘーゼルナッツ、ワイルドアーモンドの濃厚なノート。同品種ブドウは、海洋性気候の影響色濃いテロワールで栽培されており、同時に徐々にロス・ヴァスコスの畑でも栽培を増やしています。
収穫:3月2日ー4月1日

ソーヴィニヨン・ブラン:テロワールの個性あふれるワイン。品種本来のピュアさが、みずみずしく果汁感あふれる風味を際立たせます。同時にクリーミーさとバランスを感じさせます。青リンゴ、生鮮パイナップル、洋梨、ライムのノートが完璧な調和を奏でています。
収穫:3月18日ー4月2日

 

2015年収穫レポートは、ヴィーニャ・ロス・ヴァスコス・ジェネラルディレクター、クローディオ・ナランホ、ワインメーカー、マルチェロ・ガジャルド、ブドウ畑責任者、エンリケ・マルケーズ、DBR(ラフィット)海外ワイナリー担当テクニカルディレクター、エリック・コレールによって作成されました。