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2015年収穫レポート、ボデガス・カロ

ボデガス・カロ・テクニカルディレクター、フェルナンド・ブッシェーマ、ドメーヌ DBR (ラフィット)海外ワイナリー担当テクニカルディレクター、エリック・コレールがまとめた、2015年収穫に関するレポートをご紹介いたします。

 

マルベックにとっては冷涼なシーズン

 萌芽は、過去数年との比較において若干早めに進みましたが、開花、結実、ならびに着色は、予想どおりの日程で進みました。降水量は平年より多めで、収穫は若干早めにスタートしています。特にウコ渓谷地域においては早熟の年となりました。

この年のマルベックは、糖分、酸、風味のバランスが実に見事で、格別にみずみずしい仕上がりです。

マルベックの収穫は、初回作業が3月16日に始まり、4月18日に完了しています。参考まで、2014年は3月25日から4月24日の期間に行ないました。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンにとっては1998年以来の要求厳しいヴィンテージ

マルベック同様の天候のもとで、同様な育ち方を見せ、結果、萌芽および早期収穫の傾向は共通です。より湿った環境での栽培で、担当エノローグにとっては、区画ごとの極めて緻密な管理が必要とされる年でした。

2014年と比較すると、カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫はかなり早めにスタートしています。作業は3月19日に始まり、4月16日に完了しました。参考まで、2014年の収穫期間は4月19日から4月29日です。

 

地域別に見る:

ウコ渓谷、メンドーサ

10月、しばしば気温は0度に迫る数値を観測しています。一方、11月には平年並みの気温が続きました。

12月1日、ウコ渓谷南地区では稀な霜害が発生し、契約ブドウ生産者の畑の一部に被害が出ています。降水量も通常より多めの数値を記録しています。

2月および3月は、降水量は平年値を大きく上回り(+142ミリメートル)、ボトリティス菌の発生リスクが高まりました。状況改善のため、除葉やグリーンハーベスト(摘房)など、ブドウ畑の必要に応じた管理作業が施されました。

 

ファースト・ゾーン、メンドーサ

ファースト・ゾーンの天候状況に関しては、降水量の多さとそれに伴う高い湿度、ウコ渓谷地域と共通の傾向が見られました。

初夏は、1年のうちでも急激な気温上昇が記録されがちな時期ですが、この年は極めて心地の良い気温の日が続きました。夜間は一層冷涼で、良好な結実が得られています。

アグレロ地区およびラス・コンプエルタス地区の土壌は、ウコ渓谷地域のその他の畑と比べて粘土質の強さが特徴です。この年、2月および3月の降水量は極めて多く(平年比189ミリメートル超)、ドメーヌのワインが誇るエレガントな風味を生み出すためにも、区画ごとに適切な畑管理を施す必要が生じました。

全体の収量に関しては、2014年比5%の減少を記録しています。