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2010年ヴィンテージ概説、シャルル・シュヴァリエ(ボルドー地方ワイナリー、テクニカル・ディレクター)

年々は続けど等しからず…とは言いますが、2010年には2009年との「同族らしさ」が見られます。

栽培周期初期の6月中旬までは雨量がかなり多く、手の掛かる難しい時期が続きました。
7月、8月および9月は旱魃傾向が顕著で(平均20ミリメートル)、日中の高温と夜間冷涼な天候のおかげでブドウ果実はゆっくりしっかりと理想的熟度を得ることが出来ました。

果実粒の形成にやはり旱魃はマイナスに働き、花ぶるい現象や部分的結実不良(開花の乱れによる)の発生が確認されたこともあり、収量は低くなると予測されました。

レヴァンジルの収穫は、9月21日から10月12日にかけて行われました。各栽培区画を理想的熟度で収穫するためにも、収穫作業は土壌の多種構成成分ごとに細分化されています。

10月4日、畑を潤す雨とともに、ラフィットおよびデュアール・ミロンでは350名の収穫スタッフを迎え入れました。雨に恵まれた初日以降の10日間は好天が続きました。

ソーテルヌにおいては、粒ごとの収穫は9月中旬に始まりましたが、ボトリティスのつきはゆっくりでばらつきがありました。10月中旬になると気温も低く菌増殖が停滞しました。よって丁寧な収穫を要し、収穫は非常に緻密な作業となりました。10月最終週には状況が一変、作業の迅速化を迫られ、ソーテルヌ独特の収穫作業を体験したことがなかったラフィットとデュアールのスタッフの一部も収穫ハサミを手に精力的に作業手伝いに加わりました。

糖分が通常以上に高かったこともあり醗酵工程は徹底した管理を要し、赤に関してはマロラクティック醗酵の期間が長かったため、ブレンド作業は通常より時期を遅れて行う結果となりました。

シャルル・シュヴァリエ(ボルドー地方ワイナリー、テクニカル・ディレクター)

 28bis_Le millésime 2010 vu par CC

収穫

• リューセック: 9月15日〜11月4日、5回連続収穫(トリ)

• レヴァンジル: メルロ:9月21日〜10月12日 
カベルネ・フラン:10月12日

• デュアール・ミロン: メルロ:9月24日〜10月4日
カベルネ・ソーヴィニヨン:10月1日〜12日

• ラフィット: メルロ:9月24日〜10月4日 
カベルネ・ソーヴィニヨン:10月4日〜13日
カベルネ・フラン:10月8日および9日
プティ・ヴェルド:10月13日