カロ

メンドーサ

カテナ家とロートシルト家、両家にとって、「カロ」は、マルベックを用いたアルゼンチンのアイデンティティを象徴するワインです。カベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドの中に生まれる、高い凝縮性と高貴さを魅力とします。

馥郁たる香りと洗練された風味を備え、アルゼンチンらしさとボルドースタイルの秀逸なバランスから生まれるワインです。

カロ メンドーサ

ヴィンテージ

  • ヴィンテージ 2014年

    • 65% マルベック
    • 35% カベルネ・ソーヴィニヨン

    ファーストゾーンでは、9月の気温は低く萌芽に遅れが生じ、ブドウ生育サイクルは遅めのスタートとなりました。1月の平均気温は高めで、かつ降雨もなく、ブドウ粒は小さめの仕上がりです。2月には過去12年で最大レベルの降水量を記録しています。ウコ・ヴァレー地域における天候も、ファーストゾーン同様の状況でした。平年より湿度は高めだったとはいえ、3月および4月前半は運よく好天に恵まれました。いずれの地域においても、天候不順に見舞われながらも非常に良質な収穫が得られています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある赤ルビー色の外観。プラム、コーヒー、各種スパイスを思わせる果実系のアロマが香ると同時に、アニスや石墨のノートも感じられます。ドメーヌ樽工房で製作されるフレンチオーク樽を使用した育成により、繊細なブラックチョコレートを思わせるノートがワインに加わります。エレガンスたっぷりのアロマ、そして最上級に複雑な味わいを含み、グラスの中でゆっくりと変化を見せるワインです。

  • ヴィンテージ 2015年

    • 85% マルベック
    • 15% カベルネ・ソーヴィニヨン

    シーズン初期は雨が多く、平均気温も日照量も低めの数値を記録しています。ウコ・ヴァレーの南地区では異例の凍霜害が発生し、12月初旬の段階で生産の一部に影響が及んでいます。
    ウコ・ヴァレー地域とファーストゾーンのその後の天候状況は比較的類似しており、初夏には心地の良い天候が続き、気温に関しても温暖でした。2月および3月には平年以上の降雨があり、収穫を迎えるまで、区画ごとに適切な管理が要求されました。
    全体の収量は2014年と比較して5パーセントほど低減しています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある赤い外観。鮮やかなルビー色の光沢。ユーカリやドライフルーツを思わせるアロマとともに、プラムやコーヒー、チョコレートのノートが香ります。フレンチオーク樽を使った育成により、上品でほのかなブラックチョコレートのノートがもたらされています。
    グラスの中でワインはゆっくりと変化していき、エレガントなアロマおよび極めて複雑な風味が徐々に広がりを見せます。

  • ヴィンテージ 2013年

    • 50% マルベック
    • 50% カベルネ・ソーヴィニヨン

    天候:ファーストゾーンにおいては、平均的な降雨を記録した1年でした。12月および2月は雨も少なく乾燥した天候が続きましたが、それとは対照的に、1月には87ミリメートルの降雨があり、非常に湿った月となりました。

    ウコ・ヴァレー地域においては、降水量は平年より少なめ(平年293ミリメートルに対して255ミリメートル)で、若干乾燥傾向ではありましたが、通常どおりの1年でした。

    冬と春は平年と比べて雨が多かった一方、2月および3月には雨が降らず、シーズン終盤は非常に乾燥した天候が続きました。気温は平年並みでした。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃厚な赤ルビー色の外観。
    赤果実・黒果実のアロマを含み、スパイスやモカのノートと交ざり合っています。ワインがゆっくり変化するにつれ、層状に重なったアロマが次から次へと広がります。
    味わいに関しては、みずみずしい酸が後味まで余韻となって楽しめます。バランスの良いタンニンのおかげで調和のとれたしなやかな味わいが生まれています。
    温度16度でお楽しみください。ディナーとともにゆっくりと変化するワインの風味を味わっていただくためにも、お時間が許せばデカンタの使用をおすすめします。
    高い熟成ポテンシャルを予見させるヴィンテージで、熟成とともにさらなる品質の向上が期待できます。

  • ヴィンテージ 2012年

    • 75% マルベック
    • 25% カベルネ・ソーヴィニヨン

    2011年9月および10月は植物生育サイクルのスタート時期にあたり、天候面では、平均気温は20度、若干の降雨を記録しています。萌芽および結実は最適な環境下で進みました。

    2012年1月以降、気温の上昇が見られ、日中は暑く、夜間は記録的に涼しい日が続きました。日較差15度に達する数値を記録しています。このような状況の下で、多彩なアロマパレットが印象的で、凝縮感とともにしっかりと酸を含んだ果実に仕上っています。

    植物生育サイクル終盤には、日中の気温は高く、雨のない日が続きました。結果、優れた凝縮感と色味の濃厚さを兼ね備えた品質の高いブドウ果実を、最適な熟度で収穫することが出来ました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃い深紅の外観、紫かかった赤ルビー色の光沢があります。特殊なアッサンブラージュから生まれるこのワインは、アロマの複雑さが特に印象的です。ラズベリー、ブラックペッパー、スミレ花、黒鉛の他、ほのかにブラックチョコレートの香りを含んでいます。

    味わいに関しては、エレガントで洗練されたタンニンを基調とした、「カロ」特有の魅力が楽しめます。すぐにでもお飲みいただけますし、10年程度の熟成保存も可能です。

  • ヴィンテージ 2010年

    • マルベック 60% カベルネ・ソーヴィニヨン 40%

    2010年、気温はむしろ低めの年でした。ブドウ栽培の1年において、特に天候面で問題となる事象は起きていません。 冷涼な春からシーズンはスタートし、 霜の影響もなく、開花は順調に進みました。その後、暑く安定した天候の夏を迎え、着色は通常どおりの日程で進みました。着色時期から収穫作業まで、気温は低めで安定しており、全体的には若干乾燥傾向の天候となりました。このような状況のもと、カベルネ・ソーヴィニヨンは上質な熟度を得ることが出来、マルベックもこの品種らしい魅力(ドライフルーツのアロマ、花系のノート、濃厚な真紅の外観)を保って成熟しました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃厚で深みのある赤い外観。ほのかに真紅の光沢。香りにはスグリやカシス、赤果実・黒果実の心地良いアロマが含まれ、後味には、ミントやスギ香が広がります。ブーケにはバニラ、各種スパイス、モカのノートが特徴的。フレンチオーク特有の香りです。

    濃厚で複雑な風味のワイン。タンニンの上質なストラクチュアを備え、余韻の長さと味わい中盤の芳醇さが魅力。上質なタンニンを含み、結果、余韻の長さに加えて、ビロードのようななめらかな飲み心地が堪能出来ます。

    深みがあり、アロマ豊かで複雑な味わい。甘美で濃厚な果実味。熟成のポテンシャルを備えています。

  • ヴィンテージ 2009年

    • マルベック 75% カベルネ・ソーヴィニヨン 25%

    2009年の天候は絶好の条件で、春季はとりわけ長く冷涼でした。着色後の夏季全期にわたって、波もなく適度に高温の日が続き、乾燥傾向で安定した天候に恵まれました。

    収穫は理想的条件の下、滞りなくすすめられ、マルベックは見事なまでの熟度と風味および濃厚な色合いを備え、最高水準の熟度での収穫に必要な条件が全て揃った年でした。

    カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫には作業終盤、とりわけ旱魃に弱い土壌区画において若干の難しさがありました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある濃厚な赤い外観、美しい真紅のニュアンスを伴います。

    香りに関しては、赤果実・黒果実のアロマが楽しめ、同時にスグリ、ミント、スギも感じられます。バニラ、スパイス、モカ(フレンチオーク特有の)のノートがブーケを補完します。タンニンの見事な織りを備えた、濃さのある複雑性の高いワインです。タンニンは繊細で、見事な余韻の長さと甘み感、飲み心地の良さをワインにもたらしています。奥行きがありアロマ表現豊かで、濃縮かつ風味豊かな果実を含んだ複雑なワインです。最適な状態でお楽しみいただくには若干の熟成を要するワインです。

  • ヴィンテージ 2007年

    • マルベック 60% カベルネ・ソーヴィニヨン 40%

    2007年は、春季および夏季において、非常に素晴らしい天候に恵まれました。好天でありながら、気温はそれほど暑くなく、結果、素晴らしい品質のブドウが得られました。収穫時期に幾度か予期せぬ雨に降られましたが、幸い、完熟状態に達していたブドウ果房に大きな影響は出ていません。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある赤紫色の美しい外観。

    赤果実および黒果実(チェリー、カシス)の濃厚な香り。パン・デピス、リキュール、バニラのノートを含み、十分に力強く、かつ繊細で、見事な余韻を感じさせる素晴らしいタンニン構成を持ちます。十分な長期熟成ポテンシャルのあるワインです。

  • ヴィンテージ 2006年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 50% マルベック 50%

    2006年は、春および夏いずれも素晴らしい天候に恵まれました。春に吹く風が果実の衛生状態と質を向上させました。12月の雹・霰を含む嵐により、一部の区画ではマルベックの収量が減少しています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深い美しい赤緋色。赤果実および黒果実(チェリー、カシス)を思わせる濃厚な香りに、スギ、バニラおよびタバコ、軽いメンソールを含む、良く溶けあったアロマが加わります。まろやかな口当たり、極めて力強くタニックな美しい織り目、繊細で素晴らしい余韻。長期熟成向けワインです。

  • ヴィンテージ 2005年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 50% マルベック 50%

    春の凍霜害の影響で、この年は少ない収量となりました。凍霜害に続いて、平年より涼しい夏を迎え、穏やかな心地よい気温の下で果実は熟度を上げていきました。このような天候は、特にカベルネにとって好条件に働き、素晴らしい余韻と骨組みおよび酸味が得られています。マルベックは、成熟時期まで生鮮果実の特性を失いませんでした。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    軽く紫かかった美しい色。赤果実および完熟黒果実の濃密で複雑な香りを、タバコおよびバニラ、軽いメンソールを含むアロマが引き立てています。樽香は上手く溶けあっています。アロマの見事な複雑性を備え、しなやかで丸く、力強くしっとりとした口当たり。長い余韻。豊かでバランスの取れた、熟した、しなやかなタンニンを感じさせるワインです。

  • ヴィンテージ 2004年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 55% マルベック 45%

    春から夏にかけて、素晴らしい天候条件に恵まれました。夏の終わりは気温が高く、乾燥しており、アンデス山脈から来る、ソンダと呼ばれる風が強く吹きました。このような天候の中、標高中度のブドウ畑では、カベルネ・ソーヴィニヨンの成熟が中断してしまった場所もあります。高い標高に位置するマルベックとカベルネ・ソーヴィニヨンには、大きな影響はありませんでした。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    軽く琥珀色がかった美しい色のワイン。よく熟れた赤果実と黒果実が樽香に支えられ、バニラ、タバコの葉、スギを彷彿させる、クラシックなアロマへと変化していきます。口に含むと、粘性が高く、まろやかで力強くまったりとした風味と、繊細な複雑さのあるアロマの香り高い風味が調和した味わいです。素晴らしい余韻が長く残ります。
    よく熟した果汁感のあるタンニンが感じられる、豊かで、バランスが取れたワインです。

  • ヴィンテージ 2003年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 50% マルベック 50%

    メンドーサ地区において、2003年は素晴らしい1年となりました。着色期から収穫まで良好な天候条件に恵まれました。春は風もあり涼しく、1月末から2月にかけては記録を更新する気温が観測されています。高地においては、マルベックおよびシラーは完璧な熟度に成熟し、カベルネ・ソーヴィニヨンも満足のゆく、非常に高い熟度を得ることが出来ました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    軽い琥珀かかった美しい色。完熟黒果実の香りを、タバコおよびクラシックなスギを思わせるアロマへと変化する樽香が引き立てています。アロマの美しい複雑性を備えた、しなやかでしっとりとした口当たり。スパイス香を感じさせる長い余韻。豊かでバランスの取れた、熟したしなやかなタンニンを感じさせるワインです。

  • ヴィンテージ 2002年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 60% マルベック 40%

    メンドーサにとって、偉大なるヴィンテージ。着色期から収穫まで、絶好の天候に恵まれました。乾燥した、かつ暑過ぎない晴天続きの夏。2月半ばには時折短時間の雷雨に見舞われましたが、畑への影響は出ていません。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深い色調。香り豊かで、トースト香やバニラ香を含み、黒イチゴやダーク・チェリーのアロマを放ちます。味わいに関しては、果実味豊かで濃さがあり、粘性の高さと余韻の長さが特徴です。果実の上質な瑞々しさがあり、活力に溢れ、よく熟した果汁感のあるタンニン。芳醇でバランスの良いワイン。

  • ヴィンテージ 2001年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 66% マルベック 34%

    春から初夏にかけて、ブドウの成熟に最適な天候が続きました。この年は、標高の高い所に位置するブドウ畑にとっては申し分ない天候条件で、夏の気温は温かく、完熟した糖度の高いブドウに成熟しました。収穫作業は2週間にわたり、4月4日に開始し4月15日に終了しました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    収穫時に格別な天候条件に恵まれたことにより、カロ2001年は、上品で洗練されたワインに仕上がっています。熟した赤果実および黒果実の風味。樽香は完璧に溶け込んでいます。非常に繊細なタンニンが、アロマ豊かな長い余韻とともに後味に残ります。アルゼンチンを象徴するマルベックの果実味と甘味が口いっぱいに広がる間、カべルネ・ソーヴィニヨンの上品な風味と舌触りが加わり、完璧といえる風味を生み出します。

  • ヴィンテージ 2000年

    • カベルネ・ソーヴィニヨン 67% マルベック 33%

    天候は通常の流れより遅れがちで、春の気温は平年より低く、その気温の低さは1月の初めまで続きました。しかし、乾燥した晴天続きの夏のおかげで、ブドウは長い時間をかけてゆっくり成熟し、アロマの凝縮を導きました。3月下旬、マルベックの収穫を絶好の条件の下で行ない、その10日から15日後にカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫を行ないました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    天候に関しては最上級のヴィンテージで、「カロ」の初ヴィンテージにふさわしく、疑いの余地なく、造り手の期待と現実が見事に一致した1年でした。果実味と高い複雑性を備えたアロマがあり、上品で魅力的な風味のストラクチュア。マルベックの甘く熟した果実のアロマと、カベルネ・ソーヴィニヨンの上品でなめらかな風味とのコンビネーションが素晴らしいワインです。