ブラゾン・ド・レヴァンジル

ポムロール

ブラゾン・ド・レヴァンジルは、グラン・ヴァンと同じベースで醸された、複数タンクからの精選ワインです。グラン・ヴァンに似た特性を魅力としますが、樽育成期間はより短く、熟成ポテンシャルもやや低めです。結果、グラン・ヴァンより早くお楽しみいただけます。

ブラゾン・ド・レヴァンジル ポムロール

ヴィンテージ

  • ヴィンテージ 2015年

    • 61 % メルロ
    • 39 % カベルネ・フラン

    理想的な天候の1年。暖冬の影響もあり、ブドウ樹は平年どおり4月初旬に植物生育サイクルのスタートを切りました。春は雨も少なく暖かく、心地よい天候に恵まれました。花の時期は短期間で均質に進み、豊作が期待されました。夏の天候も素晴らしく、7月の気温は平年値を大きく上回りました。絶好のタイミングで適度な降雨に恵まれ、ブドウはすくすくと順調に生長しました。8月は非常に暑く、続く9月も好天が続きました。収穫の少し前に降った雨のおかげでブドウ果実は最適レベルにまで熟度を進め、結果、極めて高いクオリティのヴィンテージが誕生しています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある濃い色調。紫色の光沢。黒果実を感じさせる上質な香り。エアレーション後にグリオット種チェリーやモカのノートが立ち上がります。味わいのアタックは繊細でエレガント。濃厚さとしっかりとしたストラクチュア。とにかくバランスの良い、ボリューム感のある味わい。 極上ヴィンテージ特有のしっかりと熟したタンニンを含む、芳醇な後味。

  • ヴィンテージ 2014年

    • 93% メルロ
    • 7% カベルネ・フラン

    この年の冬は雨が多かったと同時に暖かく、ボルドーの平年に比べて2週間ほど早めに植物生育サイクルはスタートを切りました。3月中旬には萌芽が観測されています。これは非常に珍しい状況です。4月は高温の日が多く、続く5月には涼しく湿った天候が続きましたが、気温の急上昇も定期的に観測されました。6月初旬、開花は好条件下で進み、早熟傾向の高品質ヴィンテージに期待が高まりました。その後、湿った天候と暑さが交互に訪れ、それまでのスピードに遅れが出始めました。7月は涼しく湿った日が多く、8月は曇りがちでかなり涼しい月でした。8月末から10月末まで、同地方は一変して「インディアンサマー」に恵まれ、暑く乾燥した天候が続きました。9月は過去100年の記録の中でも最高レベルに暑い月でした。
    9月および10月、穏やかで暑い、ほとんど異例というべき天候の下でブドウは熟度を進めました。その結果、非常に高い品質の収穫が得られています。

    テイスティングコメント(ボトリング時):

    2014年ヴィンテージはレヴァンジルのまさに自信作で、濃厚な香りにはグリル香やバニラ香、生鮮果実のノートのほか、黒核果果実の香りが感じられます。
    味わいに関しては、非常に濃密でなめらかに熟したタンニンを含み、極めて濃厚なワインです。後味には長い余韻と力強さがあり、しっかりとした風味が楽しめます。

  • ヴィンテージ 2013年

    • 92% メルロ
    • 8% カベルネ・フラン

    2013年は、畑ならびに蔵のスタッフにとって、作業に一層の手間がかかった一年でした!年始には低温かつ多湿な天候が続きました。その結果、開花にばらつきが生じ、花ぶるいや生育不良が起きたことで、顕著な収量低下が見られました。その後、夏季シーズンには厳しい暑さ(43度強)に見舞われ、必然的に激しい雷雨が発生しています。幸運にもこの雷雨による畑への影響は出ていません。ブドウ果実は瞬く間に熟度を高め、濃度を増しました。9月第1週の終わりからは、暑さの後に雷雨という、変化の激しい天候がふたたび続きました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある黒い外観、紫の光沢。赤粒果実(アカスグリ)を思わせる果実感あふれる香りとモカのノート。味わいのアタックにはみずみずしさがあり、バランス良く濃厚なタンニンのストラクチュアを感じさせます。タンニンは高い熟度を含み、味わいは優しくなめらかです。後味には丸みがあり、タンニンの濃厚さが際立つ上質ワインに仕上っています。

  • ヴィンテージ 2012年

    • メルロ 67%
    • カベルネ・フラン 33%

    様々な感情が入り混じった、複雑を極めた1年でした!年始は細心のケアを要する状況で、つまり、寒く湿った天候が続いたため開花に乱れが見られ、結果、収量は大きく低下しています。初夏および夏季中盤には陽光に恵まれた時期もありましたが、同時にかなりの降水量を記録しています。幸運にも、8月および9月は絶好の好天に恵まれ、ポテンシャルの高い上質な熟度のブドウ果実を得ることが出来ています。雨の影響で、収穫期間は3週間と異例の長期にわたって行ないましたが、結果的には満足いく品質の収穫が得られています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)
    深みのある鮮やかなカラー。紫かかった光沢。小粒赤果実(ラズベリー、スグリ)を思わせる果実香。同時にトーストパンのノートを含んでいます。味わいに関しては、アタックは鮮明かつ濃厚。丸く包み込まれたタンニンの、バランスの良いストラクチュアが備わっています。上手く熟した、丸みのあるタンニンを含んでいることから、味わいは極めてなめらかです。後味には豊かな果実味が楽しめ、ここでも最たる魅力はタンニンの質の高さです。

  • ヴィンテージ 2011年

    • メルロ 85% カベルネ・フラン 15%

    2011年は、冬および春先に非常に乾燥した天候が続いた点が特徴的な年です。最初の5ヶ月間の降水量はたったの150ミリメートル。記録的数値です!4月から6月にかけては高温の日が続き、ブドウ樹はみるみる生育し、5月初めには最初の花が開きました。異例の早さです!

    7月の気温はそれほど上がらず、異例の暑さ(月の平均気温31℃)に見舞われる8月を迎える前に、ブドウ樹にとっては良い小休止になったと言えます。実に15日以上早めに収穫作業は行われ、秀逸なタンニンに支えられた最上質のブドウ果実を収穫することが出来ました。

    メルロはリッチ感があり濃厚でしたが、夏の降水量が少なかったことで、収量は極度に低減しています。カベルネの粒は小さく果皮は厚く、非常に上質です。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    紫色の光沢をもつ深みのあるカラー。果実(ラズベリー、グリオット種チェリー、カシス)およびモカのノートが特徴的な爽やかな香り。アタックは上質で、果実のノートとなめらかなタンニンを含みます。完熟タンニンによってもたらされる長い余韻と果実味が魅力的な味わい。

  • ヴィンテージ 2010年

    • メルロ89%、カベルネ・フラン11%

    十分に多湿な冬を経て、4月初旬からは安定した好天が続きました。全体的に、高温かつ乾燥傾向の、理想的な天候条件に恵まれました。6月および9月に幾度かの降雨があったことで旱魃は免れ、日中は高温で夜間は冷涼な天候の下、ブドウはゆっくりと成熟を得ることが出来ました。
    夏の雨量不足が原因で、ここ数年と比較すると若干の収量減少が見られます。それでも、メルロおよびカベルネとも、品質の高い仕上がりです。見事な熟度およびタンニンの表現を特徴とする秀逸ビンテージです。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃厚かつ深みのある黒っぽい外観。瑞々しさのある香り。果実(ラズベリー、グリオット種チェリー、カシス)の香りとともにトーストパンのノートを含む。味わいに関しては、アタックは繊細かつなめらかで、果実のノートと熟したデリケートなタンニンが特徴的。見事に熟したタンニンのおかげで実にしなやかかつ長い余韻が楽しめます。なめらかさと見事なバランスが備わった後味。

  • ヴィンテージ 2009年

    • メルロ 76% カベルネ・フラン 24%

    ブドウ栽培の年始はしつこい湿気に悩まされ、6月になると好天が広がり、そのまま継続しました。暑く乾燥した天候が続きましたが、7月、8月、9月にはそれぞれ若干の降雨に恵まれ、水不足に悩まされることはありませんでした。日中の気温は十分に上がり、夜間は冷涼だったことで、ゆっくりと果実成熟が得られました。メルロに関しては、まれに見る数値の熟度およびアルコール度数が得られ、豊作となりました。カベルネは、粒はかなり小さめで果皮が厚く、そのため収量は低めですが、品質は非常に上質で、タンニンの見事な熟成と表現が備わっています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある暗く濃厚な外観、紫色の光沢。上品で瑞々しく果実(ラズベリー、カシス)豊かな香り、ほのかでエレガントなモカおよびコーヒーのノートを感じさせる。アタックはたっぷり芳醇で、果実のノートに加えて、存在感はありながらも繊細な質のタンニンが特長的。余韻は長く力強く、かつしなやか。十分熟したタンニン。フィニッシュはクリーミーなボリューム感に包まれている。

  • ヴィンテージ 2008年

    • メルロ 100%

    春季は多雨で曇り空が続き、開花時期は遅めで悪天の影響を受けています(花ぶるいが顕著で、収量は極少量:27hL/ha)。7月は乾燥した日照豊富な月となりました。8月は曇りがちの天候が続いたため、ブドウは瑞々しさを保ったまま最良の天候条件に恵まれた秋を迎えます。9月および10月には果実は完璧な成熟を得ることが出来ました。

     

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    凝縮した深みのある外観。香りは実直、ストレートかつ果実香豊かで、100%メルロを使用したこのワインの見事なテロワール表現が楽しめます。

  • ヴィンテージ 2007年

    • メルロ 100%

    寒く湿った冬を経て、3月および4月の気温は高めで、植物生育サイクルを促進しました。曇りがちで温暖な、波のない天候が8月まで続き、栽培管理体制を強化する必要がありました。9月初旬からは安定した好天に恵まれ、ブドウは平穏に上質な成熟を得ることが出来ました。通常より生育サイクルが長めの、閏月のある年に特徴的なヴィンテージです。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    メルロのピュアな果実香、完熟、表現豊かで開放的。
    味わいに関しては、閉じた、躊躇ったような印象を少しばかり持たせた後、官能的なアロマに包まれた、素晴らしい構成を感じさせます。喉の渇きを癒してくれる上質ワインです!

  • ヴィンテージ 2006年

    • メルロ 87% カベルネ・フラン 13%

    好天の春とそれに続く素晴らしい天候の7月、そして冷涼な8月。結果、瑞々しさあふれる、見事に成熟したブドウが収穫出来ました。9月初めには快晴が続き、完璧なフェノール熟成が進みました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃密で深みのある色。赤果実、カシス、ブラックベリーを思わせる強い香りは、軽いスパイス香によって一層引き立てられています。絹のようになめらかでバランス良く、繊細な渋みを持ちます。後味はビロードのようななめらかさです。チェリー香が試飲の最後にあらわれます。将来が楽しみなワインです。

  • ヴィンテージ 2005年

    • メルロ 85% カベルネ・フラン 15%

    2005年ヴィンテージには、今まで観測されたことのない天候の影響が見られます。穏やかな春、冷涼な6月のおかげで果実は輝きを失うことなく育成し、一方、7月・8月・9月には糖度およびポリフェノール値の異例な上昇を記録しました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    ブラックチェリーおよびモカを思わせる繊細かつ力強い香り。アタックは力強く、密かつなめらかで、絹のようなタンニンおよびアロマの稀な複雑さがみられます。後味はやわらかく核果類黒果実の香りが認められます。

  • ヴィンテージ 2004年

    • メルロ 73% カベルネ・フラン 27%

    平均的雨量を記録した冬と、異例の雨量の春、そして乾燥した涼しい夏の影響がみられるヴィンテージです。類まれな9月と10月を経て、ブドウのフェノール値は最高値に達しました。プリムールの段階では、スパイスおよび軽いメンソールのノートを含み、瑞々しさと、濃厚な果実味、活力があらわれていました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    アタックはまろやかかつしなやかで、熟した表現豊かな非常に丸みのあるタンニンを含んでいます。後味は絹のようになめらかで、ほのかなトースト香を含んでいます。

  • ヴィンテージ 2003年

    • メルロ 75% カベルネ・フラン 25%

    8月前半の40度を越す猛暑、そして、植物育成の全周期にわたった少ない降水量の影響がみられるヴィンテージです。夏の間に成熟が抑制されたことで、異例の早さで収穫を行ない、低収量を記録しました。

     

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    トリュフおよびヘーゼルナッツのノートを含む、バランスの良い上質ワインです。瑞々しい後味と、しなやかで絹のようになめらかなタンニンが特徴的です。

  • ヴィンテージ 2002年

    • メルロ 75% カベルネ・フラン 25%

    この年の天候は非常に逆説的で、年初は平凡だった天候状況も、ブドウが成熟するにつれ、徐々に好天へと変化します。7、8月は予想以上に涼しく、幸い、9月には乾燥して晴れたすばらしい天候が続き、結果、ブドウの成熟を促進させました。収穫は9月25日から10月4日にかけて、一滴の雨も降らない晴天の下で行ないました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    紫の光沢を帯びた濃い色。最初に樽香が感じられ、果実を主体とする香りが瞬く間に広がります。味わいに関しては、粘性があり、上質で上手く溶け込んだタンニンを感じさせるストラクチュアを備えています。後味には瑞々しいカシスの風味とともに、長い余韻が残ります。

  • ヴィンテージ 2001年

    • メルロ 67% カベルネ・フラン 33%

    2001年は、ブドウの生育サイクルが平年に比べて長引いた年でした。開花は通常どおり始まったものの、収穫開始には遅れが出ています。特に忍耐強くブドウの完熟具合を確認する必要がありました。収穫は好天の下、9月25日から10月9日にかけて行ないました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深い色調。香りには、当初はほのかなトースト香が香りますが、徐々にカシスや核果類果実のノートが広がりを見せます。味わいに関しては、アタックは明瞭な風味で、バランスの良い頑強なタンニンを感じさせるストラクチュアがたちまち存在感を増していきます。後味は果実味豊かで、溶け込んだ樽香と絶妙に調和しています。

  • ヴィンテージ 2000年

    • メルロ 85% カベルネ・フラン 15%

    8月はとても暑く、20世紀最後のこの年は、早期の収穫となりました。9月15日にはメルロの収穫を開始しました。カベルネ・フランは完熟を待って、温暖な天候の下、9月27日から収穫を始めました。ブドウの熟度は非常に高く、ブラゾン・ド・レヴァンジル2000年は、グラン・ヴァン同様、非常にしなやかで果実味豊かな仕上がりです。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    黒さのある外観。香りは表現豊かで、味わいは、余韻の長さと頑強さが特徴的。

  • ヴィンテージ 1999年

    メルロは9月下旬の雨の影響を受けることなく、完熟状態で収穫出来ました。カベルネは若干降雨に見舞われましたが、幸いにも目立った影響は出ていません。ブラゾン・ド・レヴァンジル1999年は、カベルネの割合がやや高く、グラン・ヴァンほどの濃密さはないものの、熟成を要する上質なストラクチュアを備えています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃さのある鮮やかな外観。香りには深みがあり、テロワール表現が際立っています。実に良質な風味のワインです。

  • ヴィンテージ 1998年

    ブドウの開花は早期かつ均質に進みました。7月は素晴らしい天候に恵まれ、続く8月は暑く乾燥しており、9月の初旬には幾度か待望の雷雨に恵まれました。収穫期間中は雨天に見舞われましたが、しばしば見られるように、メルロへの影響は比較的限定的です。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    ブラゾン・ド・レヴァンジル1998年は、濃厚な色の外観を備え、味わいに関しては、アタックの力強さと後味の余韻の長さが特徴的です。