シャトー・レヴァンジル

ポムロール

シャトー・レヴァンジルのワインは、『Grands vins de Bordeaux』旧版の中で、「比類ないフィネスとブーケを備えた、芳醇でエレガントなワイン」と評されています。

シャトー・レヴァンジル ポムロール

ヴィンテージ

  • ヴィンテージ 2015年

    • 84% メルロ
    • 16% カベルネ・フラン

    理想的な天候の1年。暖冬の影響もあり、ブドウ樹は平年どおり4月初旬に植物生育サイクルのスタートを切りました。春は雨も少なく暖かく、心地よい天候に恵まれました。花の時期は短期間で均質に進み、豊作が期待されました。夏の天候も素晴らしく、7月の気温は平年値を大きく上回りました。絶好のタイミングで適度な降雨に恵まれ、ブドウはすくすくと順調に生長しました。8月は非常に暑く、続く9月も好天が続きました。収穫の少し前に降った雨のおかげでブドウ果実は最適レベルにまで熟度を進め、結果、極めて高いクオリティのヴィンテージが誕生しています。

     テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある濃い色調。紫色の光沢。香りは表現豊かで、黒果実とともにほのかなトーストパンのノートが感じられます。味わいに関して、アタックは力強く濃厚で、骨格があります。上質なストラクチュアのタンニンを含む芳醇な味わい。とにかくバランスの良いワインです。十分に熟したタンニンを含む、ボリューム感のある後味。極上ヴィンテージのブドウだからこその、とにかくデリケートな味わいです。

  • ヴィンテージ 2014年

    • 85% メルロ
    • 15% カベルネ・フラン

    この年の冬は雨が多かったと同時に暖かく、ボルドーの平年に比べて2週間ほど早めに植物生育サイクルはスタートを切りました。3月中旬には萌芽が観測されています。これは非常に珍しい状況です。4月は高温の日が多く、続く5月には涼しく湿った天候が続きましたが、気温の急上昇も定期的に観測されました。6月初旬、開花は好条件下で進み、早熟傾向の高品質ヴィンテージに期待が高まりました。その後、湿った天候と暑さが交互に訪れ、それまでのスピードに遅れが出始めました。7月は涼しく湿った日が多く、8月は曇りがちでかなり涼しい月でした。8月末から10月末まで、同地方は一変して「インディアンサマー」に恵まれ、暑く乾燥した天候が続きました。9月は過去100年の記録の中でも最高レベルに暑い月でした。
    9月および10月、穏やかで暑い、ほとんど異例というべき天候の下でブドウは熟度を進めました。その結果、非常に高い品質の収穫が得られています。

    テイスティングコメント(ボトリング時):

    深みのある黒い外観、スミレ色の光沢。小粒黒果実(グリオットチェリー、カシス)の非常に濃厚な香りに、モカやトーストパンを思わせるさわやかな香りが交じり合っています。味わいに関して、アタックは力があり濃密で、しっかりしたストラクチュアが備わっています。絹のようななめらかさ、そして強固かつバランスの良いタンニンのストラクチュア。同ヴィンテージ特有の、丸みのある十分に熟したタンニンは極めて上質で、濃厚さとビロードのようななめらかさが後味まで楽しめます。

  • ヴィンテージ 2013年

    • 87% メルロ
    • 13% カベルネ・フラン

    年は、畑ならびに蔵のスタッフにとって、作業に一層の手間がかかった一年でした!年始には低温かつ多湿な天候が続きました。その結果、開花にばらつきが生じ、花ぶるいや生育不良が起きたことで、顕著な収量低下が見られました。その後、夏季シーズンには厳しい暑さ(43度強)に見舞われ、必然的に激しい雷雨が発生しています。幸運にもこの雷雨による畑への影響は出ていません。ブドウ果実は瞬く間に熟度を高め、濃度を増しました。9月第1週の終わりからは、暑さの後に雷雨という、変化の激しい天候がふたたび続きました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深さのある濃厚な外観、鮮やかな紫色の光沢。黒小粒果実(カシス)の豊かな香り、ほのかなトースト香とみずみずしいノートを含んでいます。味わいのアタックはデリケートで絹のようになめらか。エレガントでコクのあるストラクチュアのタンニン。最上の熟度で収穫された果実特有の濃厚な味わいと、うまく熟して溶け込んだタンニンからもたらされるビロード感が極めて印象的なワインです。後味には果実味豊かなノートを含む余韻が残ります。レヴァンジルのメルロらしさ溢れる、エレガントで優しいタッチのタンニンが存在感を示しています。

  • ヴィンテージ 2012年

    • メルロ 93%
    • カベルネ・フラン 7%

    様々な感情が入り混じった、複雑を極めた1年でした!年始は細心のケアを要する状況で、つまり、寒く湿った天候が続いたため開花に乱れが見られ、結果、収量は大きく低下しています。初夏および夏季中盤には陽光に恵まれた時期もありましたが、同時にかなりの降水量を記録しています。幸運にも、8月および9月は絶好の好天に恵まれ、ポテンシャルの高い上質な熟度のブドウ果実を得ることが出来ています。雨の影響で、収穫期間は3週間と異例の長期にわたって行ないましたが、結果的には満足いく品質の収穫が得られています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    深みのある黒いカラー。紫かかった光沢。小粒黒果実(グリオット種チェリー、カシス)を思わせる果実香。モカおよびトーストパンの新鮮なノートを含みます。味わいに関しては、アタックは上質で絹のようになめらか。強固かつバランスの優れたタンニンのストラクチュアを備えています。味わいは濃厚かつ極めてなめらかで、上質に熟した丸みのあるタンニンが魅力です。後味には豊かな果実味を含む見事な余韻が楽しめ、ここでも最たる魅力はタンニンの質の高さです。

  • ヴィンテージ 2011年

    • メルロ 94% カベルネ・フラン 6%

    2011年は、冬および春先に非常に乾燥した天候が続いた点が特徴と言える年です。最初の5ヶ月間の降水量はたったの150ミリメートル。記録的数値です!4月から6月にかけては高温の日が続き、ブドウ樹はみるみる生育し、5月初めには最初の花が開きました。異例の早さです!
    7月の気温はそれほど上がらず、異例の暑さ(月の平均気温31℃)に見舞われることとなる8月の前に、ブドウ樹にとっては良い小休止になったと言えます。実に15日以上早めに収穫作業を行ない、秀逸なタンニンに支えられた最上質のブドウ果実を収穫出来ています。メルロはリッチ感があり濃厚でしたが、夏の降水量が少なかったことで、収量は極度に低減しています。カベルネの粒は小さく果皮は厚く、非常に上質です。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    紫色の光沢をもつ濃厚なカラー。力強さがあり、良く熟した、表現豊かな香り。グリオット種チェリーおよびカシスのノートを含む濃縮した香り。アタックには濃さがあり、良く熟したタンニンと上質な力強さを備え、凝縮性の高さがうかがえます。味わいは熟度と粘性の高さが特徴的で、後味は絹のようになめらか。上質なタンニンが、味わいを一層魅力的に仕上げています。

  • ヴィンテージ 2010年

    • メルロ 88% カベルネ・フラン 12%

    十分に多湿な冬を経て、4月初旬からは安定した好天が続きました。全体的に高温かつ乾燥傾向の理想的な天候条件。6月および9月に幾度かの降雨に恵まれたことで旱魃は免れ、日中高温で夜間は冷涼な天候のもと、ブドウはゆっくりと成熟を得ることが出来ました。
    夏の雨量不足が原因で、ここ数年と比較すると若干の収穫量減少が見られます。それでも、メルロおよびカベルネは非常に品質の高い仕上がりです。見事な熟度およびタンニンの表現を特徴とする、秀逸ヴィンテージです。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    黒さのある濃い色調、紫色の光沢。濃厚で持続性のある香り。表現豊かで高い熟度を感じさせる凝縮した香り。グリオット種チェリー、ラズベリー、モカのノートを含みます。味わいには熟度と粘性の高さ、凝縮感があらわれており、非常になめらかで上質な瑞々しさを感じさせるフィニッシュが特徴的。

  • ヴィンテージ 2009年

    • メルロ 95% カベルネ・フラン 5%

    ブドウ栽培の年始はしつこい湿気に悩まされ、6月になると好天が広がり、そのまま継続しました。暑く乾燥した天候が続きましたが、7月、8月、9月にはそれぞれ若干の降雨に恵まれ、水不足に悩まされることはありませんでした。日中の気温は十分に上がり、夜間は冷涼だったことで、ゆっくりと果実成熟が得られました。メルロに関しては、まれに見る数値の熟度およびアルコール度数が得られ、豊作となりました。カベルネは、粒はかなり小さめで果皮が厚く、そのため収量は低めですが、品質は非常に上質で、タンニンの見事な熟成と表現が備わっています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    黒っぽい暗い外観、紫色の光沢。グリオット、ラズベリー、トーストパンのノートを含み、高い凝縮性かつ力強さがあり、表現豊かで十分熟した香り。アタックは芳醇かつ濃厚で、絹のようなしなやかさと上質な深みのあるタンニンが備わっています。味わいに関しては、余韻が長く、粘性および凝縮性も高く、後味は実にクリーミー。同時に上質な瑞々しさで和らげられています。

  • ヴィンテージ 2008年

    • メルロ 88% カベルネ・フラン 12%

    春季は多雨で曇り空が続き、開花時期は遅めで悪天の影響を受けています(花ぶるいが顕著で、収量は極少量:27hL/ha)。7月は乾燥した日照豊富な月となりました。8月は曇りがちの天候が続いたため、ブドウは瑞々しさを保ったまま最良の天候条件に恵まれた秋を迎えます。9月および10月になると、果実は完璧な成熟を得ることが出来ました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃厚で紫の光沢を持つ黒い外観。モカ、核果類果実、スミレ花、スパイスの凝縮した香り。たっぷりリッチでしなやかな味わい。バランスの取れた力強さのあるテクスチュアを伴わせています。後味は実に官能的で、上手く溶け込んだ、濃厚かつ刺のない、たっぷりとしたタンニンが特徴的です。

  • ヴィンテージ 2007年

    • メルロ 84% カベルネ・フラン 16%

    寒く湿った冬を経て、3月および4月の気温は高めで、植物生育サイクルを促進しました。曇りがちで温暖な、波のない天候が8月まで続き、栽培管理体制を強化する必要がありました。9月初旬からは安定した好天に恵まれ、ブドウは平穏に上質な成熟を得ることが出来ました。通常より生育サイクルが長めの、閏月のある年に特徴的なヴィンテージです。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    香りは控えめ。味わいに関しては、非常に丸く、アタックは芳醇。味わい中盤にはしっかりとコクを感じさせます。後味は頑丈な構成。非常に溶け込んだ樽香が特徴的です。

  • ヴィンテージ 2006年

    • メルロ 86% カベルネ・ソーヴィニヨン 14%

    好天の春とそれに続く素晴らしい天候の7月、そして冷涼な8月。結果、瑞々しさあふれる、見事に成熟したブドウが収穫出来ました。9月初めには快晴が続き、完璧なフェノール熟成が進みました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃密な色。濃厚な香りには、ラズベリーおよび生鮮カシスのノートが認められます。スパイス、煎った焦臭香、トリュフのノートがアタックに感じられたアロマパレットを補います。アタックの力強さとは対照的に、タンニンの繊細さにより十分なエレガンスがもたらされています。後味は絹のように滑らかで、高い粘性があります。

  • ヴィンテージ 2005年

    • メルロ 87% カベルネ・フラン 13%

    2005年ヴィンテージには、今まで観測されたことのない天候の影響が見られます。穏やかな春、早期旱魃、7月、8月、9月には、糖度およびポリフェノール値の異例な上昇を記録しました。偉大なるヴィンテージの誕生です!

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    暗めの色調。香りは濃厚で、ブラックベリー、生鮮カシスのノートが認められます。スパイス、煎った焦焙香、トリュフのノートが、味わいのアタックで感じられたアロマパレットを補います。密でボリューム感のある、かつフィネスあふれるボディを備えたワインです。味蕾を包み込む力強さを備えながらも、上手く熟した上品なタンニン。このバランスによって、より一層印象的なワインに仕上げられています。後味にはトリュフおよびカカオのノートが認められます。

  • ヴィンテージ 2004年

    • メルロ 89% カベルネ・フラン 11%

    平均的雨量を記録した冬と、異例の雨量の春、そして乾燥した涼しい夏の影響がみられるヴィンテージです。類まれな9月と10月を経て、ブドウのフェノール値は最高値に達しました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    高い凝縮性のある香り。焦焙香、バニラ、生鮮果実のノート、ラズベリー、ブラックベリー、カシスのノートが認められます。味わいに関しては、絹のように滑らかで熟したタンニンを含み、見事な凝縮性を備えています。後味には長い余韻と力強さが感じられます。

  • ヴィンテージ 2003年

    • メルロ 79% カベルネ・フラン 21%

    8月前半の40度を越す猛暑、そして、植物生育の全周期にわたった少ない降水量の影響がみられるヴィンテージです。夏の間に果実成熟が抑制されたことで、異例の早さで収穫を行ない、低収量を記録しました。 

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    瑞々しさにあふれ、上品な風味の、非常に魅力的なヴィンテージです。エレガントで頑強なタンニンを含み、確かなストラクチュアを備えています。イチジクおよびスミレ花のノートと、絹のように滑らかなストラクチュアの調和が見事です。長期熟成向きワインです。

  • ヴィンテージ 2002年

    • メルロ 76% カベルネ・フラン 24%

    年初は平凡だった天候状況も、ブドウが成熟するにつれ、徐々に好天へと変化します。暖かく乾いた冬を経て、開花の時期には冷たく雨がちの時期が続き、そのため花ぶるいや部分的結実不良といった現象が起きました。幸い、7月、8月の冷夏の後、9月は素晴らしい天候続きで、日照豊富で暑く乾燥した日中とは対照的に、夜になると北東の涼しい風が吹きました。結果、 ブドウの果実成熟が促進されています。収穫期を通じて、一滴の雨もなく、好天に恵まれました。メルロの収穫は9月25日から10月3日にかけて進め、その後休むことなくカベルネ・フランの収穫作業を行ない、10月4日の午後に収穫を完了しています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    紫色の光沢を備えた、濃い赤色。カシスとラズベリーのノートに加え、スパイスとコーヒー、ココアのノートが感じられます。アタックはすっきりと瑞々しく、力強くクリーミーなタンニンを感じさせるストラクチュア上に、豊かな果実味が広がります。余韻は長く芳醇で、バランスの良さと複雑性の高さが備わっています。

  • ヴィンテージ 2001年

    • メルロ 79% カベルネ・フラン 21%

    2001年は、ブドウの生育サイクルが平年に比べて長引いた年でした。開花は通常どおり始まったものの、生育が遅く、成熟の時期にもばらつきが見られました。9月に入ってようやく熟度の高まりが見られましたが、ブドウによって成熟の時期が異なったので、忍耐強い畑管理が必要とされました。メルロの収穫は9月25日から10月2日にかけて行ないましたが、部分的結実不良(ミルランダージュ)のため、徹底した選果を必要としました。カベルネ・フランは、10月8日、9日に、秋晴れの太陽の下で収穫しています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    上品さあふれるヴィンテージに仕上がっています。バニラとエキゾチックなノートが感じられた後、完熟した赤果実の香りが広がりを見せます。樽香は上手く溶け込んでいます。味わいに関して、アタックは濃厚で官能的。タッぶりとしたエレガンスと高めのアルコール度数によって、力強いボディとのバランスが取られています。クリーミーなタンニンを含み、後味の余韻は長く上質。最後には実に見事な果実の風味が堪能出来ます。

  • ヴィンテージ 2000年

    • メルロ 91% カベルネ・フラン 9%

    20世紀を締めくくるこの年は、1999年と同じくらい早くブドウの収穫を迎えた年でした。春は雨が多く、夏は曇りがちでしたが、十分な降水量が得られています。8月は乾燥した天候と暑さが続き、9月15日にはメルロの収穫を開始しました。カベルネ・フランは完熟を待って、9月27日から収穫を始めました。完熟に達するのを待った甲斐あって、ワインは絹のようにしなやかで、まろやかさのある仕上がりです。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    黒みの強い色調。深みのある香り。味わいに関しては、粘性の高さがあり、余韻が長く頑強で、上質なビロードのようなテクスチュア。長期熟成向きの秀逸ヴィンテージです。

  • ヴィンテージ 1999年

    • メルロ 80% カベルネ・フラン 20%

    1999年は、技術スタッフにとって、異例ともいえるヴィンテージでした。年を通じて入念な管理作業が必要とされました。定期的に降雨に恵まれ、気温も高めだったことで、非常に品質の高いブドウが収穫出来ています。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    上品で濃さのあるヴィンテージ。紫色かかった濃い外観。香りは濃厚で深みがあり、熟した黒果実、スパイス、リコリスのアロマが、テロワールの特性を凌駕しています。味わいに関しては、濃厚で、粘性も高く、目の詰んだテクスチュアを備えています。果実味の熟成度は現時点でかなりの水準です。

  • ヴィンテージ 1998年

    • メルロ 72% カベルネ・フラン 28%

    ブドウの開花は早期かつ均質に進みました。7月は素晴らしい天候に恵まれ、続く8月は暑く乾燥しており、9月の初旬には幾度か待望の雷雨に恵まれました。このような天候の下、有利なスタートを切ったヴィンテージと言えます。9月15日からの雨は収穫作業に影響を及ぼしましたが、メルロはすでに収穫が始まっていたか、その直前といった状態でした。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    結果、メルロ主体のヴィンテージに仕上がっています。色調は濃度が高く、香りに関しては、表現豊かでピュアな香り。味わいに関して、アタックは力強く高い粘性を備え、絹のようになめらか。後味の余韻の長さは特筆に値します。長期熟成ポテンシャルの高い、秀逸ヴィンテージです。

  • ヴィンテージ 1997年

    • メルロ 70% カベルネ・フラン 30%

    天候に関しては、4月中旬までと5月の1ヵ月間は、暑く極めて乾燥した天候で、ブドウの生育サイクルは異例の早さで進み、夏の間は南国を思わせる天候が続きました。収穫は9月9日にメルロから始まり、好天に助けられ、最適な熟度の高まりを待ちつつ、作業を何度か中断しながら1ヶ月かけて行ないました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    色調は濃さのあるガーネット色。豊かな果実香。味わいに関しては、絹のようななめらかさと調和に富んだワインです。バランスの良い、気品のあるヴィンテージです。

  • ヴィンテージ 1996年

    • メルロ 70% カベルネ・フラン 30%

    理想的ともいえる天候に恵まれた1年の中で、唯一の難点は8月の雨でした。この雨により、メルロは健全な果実生育を多少阻害され、収穫時には、それを補足する選果作業が必要とされました。

    テイスティングコメント(ボトリング時)

    濃さのある真紅の外観。香りは表現豊か。味わいに関しては、非常にエレガントで、アタックは閉じていてタンニンを感じさせます。華麗に熟成を重ねるタイプの、バランスに優れ、調和のあるヴィンテージです。