2013年 - マイケル・ケンナ

長年の願いがようやく叶って、2013年のグリーティングカードは、写真家マイケル・ケンナとのコラボレーション。写真家であり、画家でもあり。今年は地球上のあらゆる場所で彼の展覧会が催され、彼にとっても栄誉な年だったにちがいない!

アイルランドの血を引き、イングランドで生を受けたマイケル・ケンナ。当初は画家を目指したが、広告業界で生計を立てていくために写真を学ぶ。
22歳の時、ロンドンで開催されていた展覧会『The Land』と出会い、魔術にかけられたと言わずとも、それら写真芸術作品に深い感銘をおぼえる。その後、ヨーロッパの巨匠写真家(B.ブラント、E.ア ジェ、P.H.エマーソン、J.スデク)、およびアメリカ人写真家(H.キャラハン、C.シーラー、A.スティーグリッツ)から多大なる影響を受ける。 広告写真家として業務をこなしながら、芸術の才能を開花させる。
時代とともに、そして旅する中で、マイケル・ケンナは独特の視点で風景や街を切 り取る。まるでものごとの真髄を引き出す旅人。自然や被写体を捉える視点に、ケンナが抱いていた画家への志を感じずにはいられない。木々、また は神話的場所を被写体として選ぶその視点には、インテリアデザイナーや建築家に通じる何かを感じさせる。

被写体すべてに独特のオーラを加わえ、描線や調和に光をあてる。シャトー・ラフィット・ロートシルトでの滞在中も印象的だった、温厚で実に感じの良い彼自身の人間性が、この作品にもあらわれている。